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泉佐野市、水上太陽光発電稼働へ

ロシアのウクライナ侵略などに伴うエネルギー価格の高騰が続く中、ため池や調整池を活用した「水上太陽光発電」への関心が高まっている。泉佐野市では6月に発電が始まる予定で、市は「長期的、安定的な再生可能エネルギー導入の弾みにしたい」と期待を寄せている。

JR日根野駅近く。関西空港線の車窓から、水面に敷き詰められたパネルが見える。農業用ため池を利用した太陽光発電施設だ

三井住友建設(東京)が設置した施設で、市が出資する地域新電力会社「泉佐野電力」に25年間にわたって売電する。

市などによると、市内にある「穂波池」(満水時1万9000平方メートル)、「植田池」(同3万2700平方メートル)、「貝ノ池」(同3万2000平方メートル)の3か所に整備。年間で一般家庭1170世帯分に相当する約350万キロ・ワット・アワーの発電量が見込まれるという。

水上太陽光発電は約10年前から各地で広がり、約2万2000か所のため池がある兵庫県では、2015年に加東市で世界最大級の水上メガソーラーが誕生。岸和田市でも同年から府内初の施設が稼働を始めている。

3年前に政府が50年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」の実現を掲げると、自治体で再エネ導入に向けた動きが活発になり、泉佐野市も21年9月、「市民・市民団体・事業者・市が一丸となって、地球温暖化対策に取り組む」と宣言。市と連携して水上太陽光発電の施設を設置・運営する事業者を公募していた。

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