隣人殺害事件で堺市が第三者委設置へ

堺市中区で生活保護を受けていた男が、隣人男性への殺人容疑で逮捕された事件で、市が職員の対応などを検証する第三者委員会を設置することを決めた。大阪府警は、生前の男性への11件の暴行容疑でも男を逮捕しており、うち5件で区職員が居合わせたとみている。

逮捕されたのは、同区の男性容疑者（33）。府警によると、昨年11月、マンション隣室の男性（当時63）方で唐田さんを暴行し、殺した疑いなどがある。2人は生活保護を受給。容疑者は男性のキャッシュカードなどを管理し、男性の保護費を区職員の前で受け取ることもあったという。

永藤英機市長は、今年1月の定例会見で市の対応について問われ、「職員は正義感を持って対応したと考えている。特に問題はない」と述べていた。一方で府警は今月13日、区職員数人が昨夏、男性容疑者に生活保護費を不正に支給したとして、区役所を背任容疑で家宅捜索。捜査関係者によると、容疑者が車の運転免許取得費の受給を申請した際、必要な調査をせずに数十万円を支給した疑いがある。

隣人殺害事件で堺市が第三者委設置へ　当時の職員対応など検証 2023年03月16日（朝日新聞）

2023年3月17日－配信｜ nishida ｜カテゴリー：トピックス