旗塚古墳を特別公開
大阪府堺市内にある世界遺産の古墳が、今年も3月26日に特別公開(小雨決行)される。昨年から始まったイベントで、普段は立ち入れない古墳に登れる貴重な機会とあって昨年は大勢の人が集まり、今年は定員を設けた。当日は、市内の寺社などでもイベントが企画され、市内を巡る無料バスも用意されている。
公開されるのは、堺区の大山古墳(伝仁徳天皇陵)周辺に隣り合わせた旗塚古墳とグワショウ坊古墳。世界遺産の構成資産である旗塚古墳は昨年も公開された。グワショウ坊古墳は世界遺産ではないが、百舌鳥古墳群を構成する貴重な古墳。いずれも5世紀に造られ、墳丘の長さは約60メートルで高さは約4メートル。
当日は午前10時から15分間隔で、二つの古墳に登る計30分程度のツアーがあり、各回とも堺市の学芸員が案内する。ツアー人数は1回あたり25人程度で計600人を募集。市の電子申請システムか往復はがきで申し込む。問い合わせは市世界遺産課(072・228・7014)へ。
一方、この日と前日の25日には、「紐とけば堺 春旅~すべての道は『堺』に通ず~」と題したイベントも開催される。
さかい利晶の杜(堺区)では25日午前11時から、学芸員が堺の町を通る街道について語る講演会がある。無料で先着30人。
世界遺産の古墳に登ろう 旗塚古墳を特別公開 2023年03月05日(朝日新聞)
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