シャープ「多階層ロボットストレージシステム」の受注開始
シャープが2月14日から、「多階層ロボットストレージシステム」の受注を開始した。
物流業界においては、EC市場の拡大などによる物流量の増加や、深刻な人手不足から、DXによる作業などの効率化や、ロボットを活用した自動化へのニーズが高まっている。
こういった背景を受けて同システムでは、物流倉庫のデッドスペースになっていた空間を有効活用するべく、商品保管スペースを多階層構造にし、収納力を1.5倍に拡大。季節や需要の変化に伴う在庫量の増減にも柔軟な対応を可能にする。
同システムには、GTP(Goods to Person)方式が採用されており、自動搬送ロボットがピッキング作業者のもとへ商品棚などを運ぶ。
シャープ独自の集中制御システム「AOS(AGV Operating System)」により、最大500台までの自動搬送ロボットを最適に配車することも可能。2階層以上にある商品棚もリフターで1階の作業者へ搬送するため、商品棚に足を運ぶことなくプロジェクターが映しだす個数を確認しながらピッキングができる。
シャープが「多階層ロボットストレージシステム」の受注を開始、自動搬送ロボットでピッキング作業を省力化 2023年02月18日(DigiTALiST)
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