だんじりパレードで「オレンジリング」アピール
総勢19台のだんじりが集結する「泉大津市(大阪府)市制80周年記念だんじりパレード」が23日、南海泉大津駅周辺で行われる。3年ぶりの曳行で、注目してほしいのは男衆の腕に巻かれた「オレンジリング」だ。家族や地域で支える「認知症サポーター」の目印で、大勢の人たちが集まる機会に協力拡大をアピールする。
そもそもは、同市の内科・脳神経内科医、川端徹さん(59)が始めた厚生労働省が推進する「認知症サポーター養成講座」。認知症の人が安心して住めるまちにするには地域の協力が欠かせないと感じ、平成26年から取り組んでいる。
養成講座を受講すればサポーターに認定され、オレンジリングがもらえる。
地元のだんじり関係者に協力を呼びかけたところ、年々受講者は増え、これまでに市内外の約2450人がサポーターになった。
新型コロナウイルス禍の影響で久々のだんじり開催となるだけに、曳行で腕輪をアピールし、再び機運を高めたい考えで、川端さんは「だんじりを通じたサポーターの輪が広まってほしい」と期待している。
23日に大阪・泉大津でだんじりパレード 認知症サポーターの「オレンジリング」をアピール 2022年09月21日(産経ニュース)
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