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関空 災害で孤立想定し訓練

台風のシーズンを前に、関西空港が孤立する事態を想定し、特に支援が必要な人たちがどれだけいるかを把握して、きめ細かな災害対応につなげるための訓練が行われました。

関西空港では4年前、台風21号による強風にあおられたタンカーが連絡橋に衝突して壊れ、空港におよそ8000人の利用客が取り残されましたが、高齢者や妊婦など特に支援が必要な人がどれだけいるか把握できず、災害対応に大きな課題を残しました。

こうした教訓を踏まえて策定したBCP=事業継続計画をもとに、運営会社の「関西エアポート」の社員などおよそ340人が参加し、空港島が災害で孤立した場合を想定した訓練が行われました。

カウンターなどに掲げられたQRコードをスマホで読み取ると運営会社のサイトにつながり、自分が妊婦や高齢者かどうかなどを入力してもらう仕組みを作っていて、17日は、利用客役の社員たちが実際にQRコードを読み取り、システムの具合を確かめていました。

運営会社は、システムを使って特に支援が必要な人がどれくらいいるかを素早く把握できれば、きめ細かな災害対応につながるとしていて、優先順位に応じて水や非常食を配布する手順などを確認していました。

関空 災害で孤立想定 要支援者へのきめ細かな対応を訓練 2022年06月17日(NHK WEB NEWS

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