「注染」の手ぬぐい 生産最盛期に
明治時代に大阪で生まれた染色技法「 注染」を用いた夏物手ぬぐいの生産が、堺市中区の染色会社「ナカニ」で最盛期を迎えている。
注染は、長さ約25メートルの木綿の布を何重にも折りたたみ、職人がじょうろで染料を注いで染め上げる。にじみやぼかしは一枚一枚異なり、手仕事ならではの味わいがある。
幅30~40センチの布を長さ90センチに切って販売。手ぬぐいのほか、額に入れて飾る観賞用としての需要も多い。
工場では乾燥のため、レモンや海などの絵柄の布地が一枚ずつ天井からつるされ、風で揺れていた。
夏色のカーテン 「注染」の手ぬぐい 生産最盛期に…堺市 2022年05月17日(読売新聞)
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