コロナ渦のスランプ乗り越えた女性アーティスト
発達障害があり、ボールペンや鉛筆などで緻密な風景画を描く女性アーティスト、Aju(あじゅ)さん(32)=堺市西区。他人とのコミュニケーションが苦手で、絵を描くことが一つの自己表現だ。だが、新型コロナウイルス禍で家にこもりがちになり、2年弱の間、ほとんど絵が描けなくなっていた。そんな苦境を脱するきっかけになったのは、何げない日常の光景だった。
まっすぐにそびえ立つ大阪市阿倍野区の商業施設「あべのハルカス」。壁面には精緻なタッチで陰影がつけられ、背後に受けた強い日差しを浮かび上がらせている。Ajuさんが描く作品の一つだ。「ただ描くことが楽しくて、描きたくて描いています」と屈託なく笑う。
何気ない日常に「発見」 コロナ禍のスランプ乗り越えた女性アーティスト 2022年04月08日(産経ニュース)
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