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児相が保護男児と両親の面会を制限

堺市の児童相談所が、首についた痕を理由に虐待の疑いがあるとして、令和元年12月に一時保護した当時2歳の男児を両親に5カ月間面会させなかった事案があり、市は5日、児相の対応に問題があったとする外部の専門家でつくる虐待検証部会の報告書を公表した。この事案をめぐり、就寝中に母親の髪の毛が男児の首にからまって痕が残る事故だった可能性が指摘されている。

関係者によると、児相による一時保護から、男児が両親のもとに返されるまで1年を要した。首の痕について両親からは、髪の毛がからまってけがをする「ヘアターニケット症候群」だったとする専門家の意見書が出されていたという。児相側は、対応が長期化した理由を、「保護者と課題の共通認識が持てず、関係性が膠着(こうちゃく)した」と説明している。

報告書は「(首の痕は)重篤なけがで一時保護は必要」と一定の理解を示したが、「面会を長期間制限しなければならない明確な理由は見受けられない」と長期にわたる面会の制限を批判。両親側に信頼してもらうための「心情に添った対応」に欠けていたとして、「面会や家庭引き取りまでの道筋を示し、粘り強く説明すべきだった」などと指摘した。

 

児相が保護の男児と両親の面会を5カ月制限、堺市の報告書で批判 2021年07月05日(産経ニュース

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