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コロナ禍「マスク頭痛」急増

新型コロナウイルス禍で2度目の夏を迎え、マスク着用による熱中症に注意が必要な季節になった。一方、マスクが原因で頭痛やめまいなどに悩まされる人も増えている。換気が妨げられて血中の二酸化炭素濃度が上昇することが一因とみられ、帰宅後にマスクを外してリラックスする際も注意が必要だという。専門家に対処法を聞いた。

「頭痛に加えてめまいと耳鳴りがする。病院に行ったが、原因が分からない」

昨年秋、大阪府和泉市の整骨院「笑福(しょうふく)整骨院」を訪れた40代女性が訴えた。同院の村西謙一院長は「原因はマスクにあるのでは」と直感。手首や背中のバランスを整え、血流をよくする施術などを行った上で、背伸びや深呼吸といったセルフケアの方法を伝えた。

同院では、昨年5月ごろから原因不明の頭痛や肩こりを訴える患者が急増。1カ月で約20人が来院したこともあったという。

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東京女子医科大脳神経外科頭痛外来の清水俊彦客員教授は「(マスク着用で)血中の二酸化炭素濃度が上昇してしまうことが一因」と説明する。
清水氏によると、マスクの素材には主に緻密(ちみつ)な化学繊維が使われている。感染予防には有効だが十分な換気が行われず、吐いた二酸化炭素を再び吸ってしまうことがある。すると血中の二酸化炭素濃度が上昇し、脳血管が広がって頭痛を引き起こす。

帰宅後も注意が必要だ。マスクを外してリラックスすると、一気に副交感神経が優位になる。結果的に脳血管が拡張し、血管周囲の三叉(さんさ)神経が刺激されて痛みが生じるケースがある。

簡単にできる対策はあると、清水氏はいう。一つは深呼吸だ。ソーシャルディスタンス(社会的距離)が保てる場所に移動し、マスクを外して数回深呼吸することで、肺にたまった二酸化炭素が排出できる。

また、脳血管が過度に拡張しないよう、ブドウ糖を含んだあめをなめたり、微糖のコーヒーを飲んだりするのも有効という。赤ワインやチョコレートには血管を広げる物質が多く含まれており、清水氏は「これらを避けることで症状が和らぐ」とアドバイスする。

コロナ禍「マスク頭痛」急増 外す際にも注意要 2021年06月12日(産経ニュース

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