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「思想家・与謝野晶子」に光

堺市出身の与謝野晶子といえば歌集「みだれ髪」などで知られ、「情熱的歌人」というイメージが強い。だが今、100年前の評論で政府の感染症対策を厳しく批判していたことから、思想家としての側面が注目されている。文学的表現力と論理的思考力を兼ね備えた作品に魅了される人も多い。

 

スペイン風邪が猛威を振るった1918年、晶子は「感冒の床から」と題した評論でこう書いた。「米騒動の時にはおもだった都市で五人以上集まって歩くことを禁じました。(中略)政府はなぜ(スペイン風邪の感染拡大防止のため)多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか」

密集する場所として学校や工場などを挙げており、新型コロナウイルスが流行している現在と重なる。前段で米騒動時の暴動を鎮静する策に触れたことで、政府への痛烈な皮肉になった。堺市の文化施設「さかい利晶の杜(もり)」の学芸員、矢内一磨氏は「治安対策はできても感染症対策はできない矛盾をついた」と指摘する。同施設は堺出身の千利休と晶子の業績や足跡を展示している。

「思想家・与謝野晶子」に光 スペイン風邪対策を批判 2020年08月06日(日本経済新聞

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