引退馬に「希望ある未来」を
引退し、余生を過ごす競走馬とふれあえる養老牧場「アヴニールファーム」が大阪府和泉市にできた。アヴニールはフランス語で「未来」を意味する。経営する家族は、引退した馬の多くが処分されている現状を、希望ある未来に変えたいと願う。
牧場は大阪市内から車で1時間、大阪湾が見える小高い丘の上にある。広さは約1650平方メートル。現在はサラブレッド3頭、ポニー2頭が飼育されている。
小田上(おだがみ)都美(とみ)さん(49)と夫の彰(あきら)さん(46)、娘の美咲さん(25)の一家が今年3月に開業した。
小田上さん一家は「人のために頑張った馬たちに平穏な日々を贈りたい」と願う。牧場では乗馬やえさやりが体験できるようにし、そのわずかな収益で運営費をまかなっている。
クラウドファンディングも活用し、6月中旬までに約200万円の寄付が集まった。馬が安心して駆け回れるよう土壌を改良する費用に充てる。
大阪)引退馬に「希望ある未来」を 和泉に牧場 2020年06月25日(朝日新聞)
2020年6月26日-配信| トピックス
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