「みさき公園」63年の歴史に幕
南海電気鉄道が経営する総合遊園地「みさき公園」(大阪府岬町)が31日、最後の営業日を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大で観覧車やお化け屋敷など一部のアトラクションや施設が営業中止となったが、家族連れを中心に多くの来園客でにぎわった。
みさき公園は1957年4月に南海電鉄の創業70周年記念事業として開園した総合遊園地。動物園や遊園地などがあり、ピーク時の89年度には約72万人の来場者を記録した。その後は沿線人口の減少などで2018年度には約34万人と半数以下まで落ち込んでいた。
南海電鉄は19年3月、みさき公園の運営からの撤退を発表。同公園の土地は4月1日付で岬町に無償で譲渡される。岬町は今後の運営について新たな運営事業者を公募する方針だ。
60年以上の歴史がある遊園地の閉園を惜しむ声が多く聞かれた。
大阪・岬町の遊園地「みさき公園」、63年の歴史に幕 2020年03月31日(日本経済新聞)
2020年4月1日-配信| トピックス
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