話芸磨き児童が元気に
勤務する阪南市立桃の木台小学校で落語クラブを作り、児童に落語を教える。「落語は学力や運動神経はとらわれない。『何やってもあかんねん』という子も、落語をやれば面白い。笑いをとって自信につながる」と話す。教師の傍ら、「ぱふく亭レモン」の芸名で高座に上がる落語家でもある。
約10年前の夏休み。教員向けの落語研修があった。授業のヒントになればと参加して落語の面白さにとりつかれた。「一人で何役も演じ、脳がクルクル高速回転する感じだった」
落語は教科書にも登場する。「どうせなら読み物ではなく、ほんまもんを見せたい」と、当時勤務していた阪南市立上荘(かみしょう)小にプロの落語家を招いた。普段は見たことがない児童の反応に手応えを感じ、落語クラブを立ち上げた。
大阪)話芸磨き児童が元気に 麻生典子さん 2019年11月24日(朝日新聞)
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