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「百名城手ぬぐい」寄贈

兵庫・尼崎出身の城郭画家、荻原(おぎはら)一青(いっせい)(1908~75年)の原画をもとに昭和40年代に制作された「百名城手ぬぐい」のコレクションや原画などが尼崎市に寄贈され、作品を託した堺市の染色職人、池田公治氏に感謝状が贈られた。

荻原一青は20代から日雇い労働で生計を立てながら尼崎城や松本城(長野県)、大垣城(岐阜県)など城郭の復元画に取り組み、尼崎市立図書館などで個展「日本名城画展」を開催。昭和43年には尼崎市民芸術奨励賞を受賞し、「城郭画集成」(同書出版世話人会、43年)、没後に「日本名城画集成」(小学館、53年、平成28年再刊)が刊行されるなど城郭画の第一人者として知られる。

寄贈者の池田氏は一青が顧問を務めた古城友の会の会員で、手ぬぐいは2人の共同作業で作られ、会員に販売・配布されたという。28年に手ぬぐい全点や原画などが池田氏宅に保存されていることが判明。池田氏は29年6月、一青の出身地である尼崎での保存・活用を望み市に寄託したが、今回新たに寄贈を申し入れた。

荻原一青デザインの「百名城手ぬぐい」寄贈 兵庫・尼崎 2019年08月29日(産経WEST

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