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堺市長、古墳展望施設見直し

堺市の永藤英機市長は22日記者会見し、大型事業の見直しなど市政運営の方針を発表した。百舌鳥(もず)古墳群の世界文化遺産登録を受け、約26億円で整備する予定だったガイダンス施設の建設を取りやめる。また大阪府と大阪市が設置した副首都推進本部に堺市が参加するなど広域連携を進めると強調した。

永藤市長は6月10日の就任後、千件以上ある市の全事業の見直しを進めてきた。ガイダンス施設は大山古墳(仁徳天皇陵)のそばに3階建てで建設。展示コーナーを設け、展望デッキから仁徳陵を望めるようにする計画だった。

だが永藤市長は7月、大山古墳の近くから気球を上げる計画を発表。展望施設としての必要性が薄れたガイダンス施設の建設を撤回し「堺市博物館など既存施設を有効活用して古墳群の魅力を高める」ことにした。

古墳展望施設見直し 堺市長、市政運営方針 2019年08月22日(日本経済新聞

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