石綿麻袋で被害遺族が国を提訴
アスベスト(石綿)を入れた麻袋を再生加工していた堺市内の工場で働き、中皮腫などで死亡した元労働者4人の遺族7人が20日、国に損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
訴状などによると、4人は1944~76年、堺市内の3工場で、麻袋に残る石綿を払い落とし、切断・縫製して布に加工する作業に従事。99~2013年に石綿肺や中皮腫で亡くなり、死亡後に労災認定を受けた。遺族側は「国は排気装置の設置を義務づけるなどの対策を怠った」と主張している。
石綿麻袋で被害遺族が国を提訴…大阪地裁 2018年12月21日(読売新聞)
2018年12月22日-配信| トピックス
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