カトリック岸和田教会140年
カトリック岸和田教会(大阪府岸和田市筋海(すじかい)町)が今年、創立140年を迎える。府内に現存するカトリック教会では最古だ。23日午前11時から、ローマ法王に次ぐ地位の枢機卿(すうききょう)となったばかりの前田万葉・大阪大司教が記念ミサを営む。
教会の原点は1878(明治11)年。川口居留地(現・大阪市西区)にあった教会に岸和田出身の青年が現れたのをきっかけに、フランス人のクザン神父が岸和田の旧武家屋敷の一角に伝道所を開き、同年12月、青年に洗礼を授けた。
85(明治18)年には筋海町に天主堂を建てた。今の建物は1972(昭和47)年に完成した4代目だ。
現在の信徒数は600人ほど。
高齢化で減少が続く一方、存在感を増しているのは100人近くにのぼる外国人信徒だ。フィリピン、ベトナム、インドネシアなど、泉州で暮らす人たちが熱心に通っている。
大阪)カトリック岸和田教会140年 23日に記念ミサ 2018年11月15日(朝日新聞)
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