薬膳茶で快適な毎日を
季節や体質に合わせて体によい食材を選び、お茶とともに蒸らして飲む「薬膳茶」。夏の悩みを解消する食材やお茶の選び方を紹介する講座が8月、堺市の「さかい利晶の杜」で開かれた。暑さが残るこの季節、薬膳茶で毎日を快適に過ごしたい。
講師を務めたのは、タマノイ酢(本社・堺市)社員で国際薬膳師の資格を持つ篠原美和子さん(34)。
季節に関係した不調を改善するためには、その季節に収穫される食べ物が適しているという。
そもそも食材には、体を温めるものと、体を冷やすものがある。お茶も同様で、緑茶やジャスミンティー、麦茶は体を冷やし、紅茶やプーアール茶は体を温める性質を持つ。「温かい緑茶でも、体を冷やします。食べたり飲んだりするときの温度とは関係がありません」と篠原さん。
この日の講座では、緑茶をベースに、さまざまな効果のある食材が用意された。
熱を取り除く「菊花」「ミント」、イボの改善などに効く「はとむぎ」、気の巡りをよくする「陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮)」、血流を促進する「紅花(こうか)」「枸杞(くこ)」…。参加者は、好きなものを選んで緑茶の入ったポットに加え、湯を注いで抽出。岩塩やハチミツで味を整えて口に含み、笑顔を浮かべた。
「薬膳茶」を飲んで心身のバランスを整えよう 講座が人気 2018年09月30日(産経WEST)
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