私立大、スリム化へ路線転換
18歳人口が減少期に入る「2018年問題」で、キャンパスの統合や定員削減などのスリム化に踏み切る私立大が目立ってきた。大学はこれまで学部を新設するなど拡大を続けてきたが、縮小に路線を転換することで生き残りを図る狙いがある。
大阪府南部で2キャンパスを展開する帝塚山学院大は狭山キャンパス(大阪狭山市)を売却し、約2キロ西の泉ヶ丘キャンパス(堺市南区)に2021年春から集約する方針を決めた。狭山で学ぶリベラルアーツ学部などの1年生は、4年生で泉ヶ丘に移る。
運営する学校法人「帝塚山学院」によると、1966年に大学を開設し、学部を増やした98年に2キャンパスにしプール学院短期大(堺市南区)は20年度の学生募集をせず、3後をめどに廃止となることが決まった。4年制大学は今春、教育学部などが桃山学院教育大に引き継がれ、短大の存続が課題だった。往復するバスの運行や事務組織の重複でかかる年約1億円を節減し、教育に充てるという。
18歳人口減少 私立大、スリム化へ路線転換 2018年08月25日(読売新聞)
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