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泉大津のシンボル、なぜ羊

大阪・難波から南海電鉄の急行で約20分。大阪府泉大津市の街を歩けば駅前の2頭の羊の銅像、羊の角の巨大オブジェ、羊の描かれたマンホールなど至る所に羊の姿が目に付く。市のマスコットキャラクター「おづみん」も羊の妖精ならぬ“羊精”だ。牧羊が盛んでもないのになぜ、羊が街のシンボルなのか。謎を追いかけると、江戸時代以前から先人が紡いできた繊維の街の歴史が見えてきた。

6月末に泉大津市をPRする音楽バンドが本格デビューした。羊の仮面をかぶって演奏するバンドの名は「The Blankets」という。ブランケッツは毛布。この名前から羊がなぜ街のシンボルかは意外にあっさりと判明する。

街の代表的な産業が毛布製造業で、国内シェアは約9割を占める。泉大津は日本一の毛布の街なのだ。毛布の代表的な原料の一つは羊毛だから、羊が街のシンボルとなった。大正時代までに一大産地としての地歩を固め、戦後は洋服向けのニット生産も盛んに。市内には現在も130~150社の繊維関連業者がある。

泉大津のシンボル、なぜ羊 織物産地の誇り(もっと関西) 2018年07月13日(日本経済新聞

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