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無痛分娩、安全確保へ体制整備を

麻酔を使って痛みを和らげる「無痛分娩」で出産した女性が死亡するなどの問題を受け、厚生労働省の研究班は12日、安全に無痛分娩が行える診療体制などの提言案をまとめた。麻酔管理者を選任したり、各医療機関が妊婦への説明方法などのマニュアルを整備したりすることを求めた。関係学会・団体に対しては、事故情報などを収集し、再発防止につなげるよう要請することも決めた。研究班は今春に提言を公表する。

提言案では、無痛分娩を行う上での望ましい診療体制として、常勤医の中から麻酔管理者を選任し、責任を明確化するよう求めている。麻酔担当医は妊婦の意識や血圧、脈拍などを少なくとも1~2時間ごとに確認すべきだとしている。母児の容体が急変した場合に備え、年1回程度は訓練を実施すべきだとの考えを示した。

日本産婦人科医会が2017年6月に実施した調査によると、全分娩に占める無痛分娩の割合は14年度の4.6%から16年度には6.1%に増加。無痛分娩を巡る事故などの報告が相次ぎ、大阪府和泉市では17年1月、無痛分娩で出産中の女性(当時31)が亡くなった。

無痛分娩、安全確保へ体制整備を 厚労省が提言案 2018年02月12日(日本経済新聞

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