岩谷、サウジ国営石油会社と提携へ
産業ガス国内大手の岩谷産業(大阪市)とサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが、水素事業で提携する方向で最終調整に入った。岩谷産業は「脱原油依存」を目指すサウジアラムコとの関係を強化し、将来的に拡大が見込まれる日本の水素市場をリードしたい考えだ。
原油から分離した水素の液化や運搬で、岩谷産業が技術供与したり、設備の運営を手掛けたりする方向で協議を進めている。
環境への負荷が低い水素は、次世代エネルギーの柱として燃料電池車などへの利用が期待されている。岩谷産業は堺市など3か所に液化水素の生産工場があるが、将来の普及をにらんで供給力を強化する。
岩谷産業、サウジの国営石油会社と提携へ 2018年02月03日(読売新聞)
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