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ユニーク鍋が人気

厳しい寒さが続く真冬に、食べたくなるのが温かい鍋だ。ちゃんこや水炊きなど定番もいいが、最近は野菜がてんこもりの「草鍋」やフルーツがふんだんに入った「フルーツ鍋」など、一風変わった鍋が注目を集めている。栄養がバランスよくとれるうえ、思わず写真に撮りたくなるような仕上がりが、女子会などでも人気らしい。キーワードは、「ヘルシー志向」に「インスタ映え」。鍋の中身をのぞけば、おのずと世相が見えてくる?!

阪堺電車花田口駅近く、草鍋の「元祖」を掲げる堺市堺区の「草鍋えんや」を訪れた。定番メニューの「草鍋」(1人前1800円)は、約10種類の根菜でダシをとったスープに、約10種類の葉野菜が山盛りに入り、栄養価だけでなく見た目のインパクトも抜群だ。
葉野菜の種類は季節に応じて変わり、この日は小松菜、ほうれん草、しゃくし菜、大根菜など。いずれも契約農家が路地で栽培したこだわり野菜だ。

野菜の種類は増えれば増えるほど、甘みが増して味に奥行きが出る。小松菜やチンゲン菜を入れると、スープがどこかクリーミーになるのだとか。セットには肉やしめのラーメンも含まれるが、主役はあくまで野菜。ほっこりとした優しい甘さが後を引き、いくらでも食べられる。

草鍋は、野菜好きのオーナーが約15年前に野菜がたっぷりとれるメニューがないかと考案したのがきっかけだが、昨年あたりから、草鍋ブームで同様のメニューを出す店が増えたという。

「インスタ映え」「ヘルシー志向」キーワード…ユニーク鍋が人気 2018年01月22日(産経WEST

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