運輸安全委、陥没の南海線路視察
台風21号の影響で、大阪府阪南市にある南海電鉄南海本線の鉄橋(90メートル)上の線路が陥没し、電車が緊急停止した事故で、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が25日、現場を視察した。
現場は、樽井―尾崎駅間の男里川に架かる鉄橋で、下り線の線路が橋桁ごと下へ1メートルたわんだ。この日、調査官2人はたわんだ箇所に近づき、写真を撮るなどして状況を調べた。増水で川底がえぐられ、橋脚が沈み込んだ可能性がある。
同社によると、鉄橋は下りが1918年、上りが1897年に設置された。2年ごとに安全性を確認しており、今年6月の点検で異常はなかったという。
復旧作業は長期化する見通しで、同区間の運転再開のめどは立っていない。
台風被害で陥没の南海線路視察…運輸安全委 2017年10月25日(読売新聞)
2017年10月27日-配信| トピックス
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