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農芸高、年2回恒例の販売実習

府立農芸高校(堺市美原区)ハイテク農芸科の生徒たちが、泉北高島屋(堺市南区)で野菜を販売した。年2回恒例の実習だ。農業では、生産から加工、流通・販売までを一体化し、付加価値を高める「6次産業化」が注目される中、生徒たちは丹精込めた野菜が食卓に上がるまでを学ぶ。

トラックが泉北高速鉄道泉ケ丘駅前にある泉北高島屋に到着するのを生徒が待ち構え、袋詰めの作業。米やジャガイモなどを育てる「作物専攻」の生徒も合流した。
同店の野菜の価格を参考に、価格を決めて値札をつくる。準備作業を見て、開店の午前10時前には、同店前の特設売り場に行列ができた。

ナス4個、キュウリ5、6本、ジャガイモ2~4個で各100円など、安めの値段もあって出だしは好調だ。終盤近くなって、引率した岡田泰明・実習担当講師らが、形が悪かったり傷があったりするナスのB級品を投入、「袋に詰め放題100円」と呼びかける。人が集まって、ナスは完売。数が多かったタマネギやジャガイモも、生徒が元気に声を出し、昼前にはほぼ売り切った。

農芸高創立100周年/10 生き生き、販売実習 育てた野菜が食卓へ /大阪 2017年08月21日(毎日新聞

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