プリウス窃盗に新手口
車を制御するコンピューターを自分が用意した別の機器にすり替えてエンジンをかけ、そのまま走り去る窃盗事件が相次いでいる。「積み替え」と呼ばれる手口で、主に被害に遭っているのはトヨタのハイブリッド車「プリウス」だ。警察は、新たな自動車盗の手口とみて警戒を強めている。
6月上旬、堺市のコインパーキングから、プリウスが盗まれた。すでに目的を果たした後だったのか、約10日後、車は約6キロ離れた大阪市内で乗り捨てられているのが見つかった。ハンドル付近のカバーがこじ開けられ、車の制御機器が取り外されていた。
現在多くの車は電子制御されている。本来の電子キーを操作すると、登録番号が一致して制御機器が作動し、ドアの鍵が開いたり、エンジンがかかったりする仕組みだ。制御機器を付け替えると、それに伴って別の電子キーが有効になる。
堺の事件について、大阪府警はこうした「積み替え」と呼ばれる手口で車が盗まれたとみている。
プリウス窃盗に新手口 制御機器、抜き取り「積み替え」 2017年08月01日(朝日新聞)
2017年8月2日-配信| トピックス
|カテゴリー: