ニホンジカ 初の交雑種
大阪府岬町で昨年7月に捕獲された鹿が、ニホンジカとタイワンジカの交雑種だと国内で初めて確認された。タイワンジカは特定外来生物に指定されており、国内では岬町に近い和歌山市沖の友ヶ島だけで生息。泳いで海を渡り、交雑が進んだ可能性もあり、環境省近畿地方環境事務所は「在来種ニホンジカの遺伝的特徴が失われる」と警戒、交雑の拡大など現状を調査している。
確認された個体は昨年7月4日、同町で有害鳥獣用のオリに入っていた。本来生息数が少ない地域で、体の模様がニホンジカと異なっていたことから大阪府が生息地のある和歌山県に連絡。専門家による3度の調査の結果、いずれもニホンジカとタイワンジカ両方の遺伝子配列が検出された。交雑種の子孫の可能性もあるという。
ニホンジカ 初の交雑種 2017年03月26日(読売新聞)
2017年3月27日-配信| トピックス
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